8-0職員の資質向上

職員の資質向上として、保育士に求められる専門性、施設長の責務、職員の研修等について書かれています。
試験においては、文章の正誤で出題されることが多くなっています。
キーワードは、キャリアパスです。

保育所は、質の高い保育を展開するため、一人ひとりの職員についての資質向上及び職員全体の専門性の向上を図るよう努めなければならない。

8-1職員の資質向上に関する基本的事項

保育所職員に求められる専門性

  • 子供の最善の利益を考慮し、人権に配慮した保育を行うためには、職員一人ひとりの倫理観、人間性並びに保育所職員としての職務及び責任の理解と自覚が基盤となる。
  • 各職員は、自己評価に基づく課題を踏まえ、保育所内会の研修を通して保育士・看護師・調理員・栄養士、それぞれの職務内容に応じた専門性を高めるため、必要な知識及び技術の習得、維持・向上に努めなければならない

保育の質の向上に向けた組織的な取組み

  • 保育所においては、保育の内容に関する自己評価を通して把握した、保育の質の向上に向けた課題に組織的に対応するため、保育内容の改善や保育士の役割分担の見直しに取り組む
  • それぞれの職位や職務内容に応じて、各職員が必要な知識及び技能を身に付けられるよう努めなければならない。

8-2施設長の責務

施設長の責務と専門性の向上

  • 施設長は、保育所の役割や社会的責任を遂行するために、法令などを尊守し、保育所を取り巻く社会情勢を踏まえ、施設長としての専門性の向上に努める。
  • 当該保育所における保育の質及び職員の専門性向上のために必要な、環境の確保に努めなければならない。

職員の研修機会の確保

  • 施設長は、保育所の全体的な計画や、各職員の研修の必要性などを踏まえて、体系的、計画的な研修機会を確保させる。
  • 職員職員の勤務体制の工夫により、職員が計画的に研修に参加し、専門性の向上に努めなければならない。

8-3職員の研修

職場における研修

  • 職員は日々の保育実践を通して、必要な知識及び技術の習得、また、学んだことを維持し、さらに向上させる努力も必要です。
  • 同時に保育の課題への共通理解や協調性を高め、保育所全体の「保育の質」を向上させるために行われます。
  • 日常的に職員同士が主体的に学び合う姿勢と環境が重要であり、職場内での研修を充実させていく必要があります。

外部研修の活用

  • 各保育所における保育の課題への的確な対応や、保育士の専門性の向上を図るために、職場内での研修に加え、関係機関による研修の活用は有効です。
  • 必要に応じて、職員が外部研修に参加できる機会をしっかり確保するように努める。

8-4研修の実施体制

体系的な研修計画の作成

  • 保育所においては、当該保育における保育の課題や職員のキャリアパスも考える必要がある。
  • 新人の初任者からベテランの管理職員まで、職位や職務内容を踏まえた、体系的な研修計画を作成しなければならない。

組織内での研修成果の活用

  • 外部研修に参加する職員は、自らの専門性の向上を図るとともに、保育所における保育の課題を理解し、学んだ知識や技術を身に付けることが重要である。
  • 研修で得た知識及び技能を他の職員と共有することにより、保育所全体としての保育実践の質、専門性の向上につなげていくことが求められる。

研修の実施に関する留意事項

  • 保育実践の質及び専門性の向上のために、研修の受講は特定の職員に偏ることなく行う必要がある。
  • 研修を終了した職員については、その職務内容において、当該研修の成果が適切に勘案される(仕事の評価などに適切に反映させる)ことが望ましい。