感覚機能とは、視覚・聴覚・皮膚覚・味覚・嗅覚のことで、五感ともいいます。これらは胎児期から発達しているものもあります。
| 感覚 | 機能のまとめ |
|---|---|
| 視覚 | 胎児期から光を感じ、まばたき反射がみられる。 視力は1歳で1.0程度までになる。 |
| 聴覚 | 胎児期から音に反応する。 生まれてすぐに母親の声を聴き分ける。 |
| 皮膚覚 | 生後すぐから発達。 新生児は特に口唇(こうしん)や舌の感覚が発達している。 |
| 味覚・嗅覚 | 味覚は新生児期から苦みを嫌い、甘みやうまみを好む。 生後7〜8か月ごろには好き嫌いが出る。 嗅覚は生後すぐから発達している。 |
生理機能とは、呼吸・消化・排泄・血液循環・体温調節・代謝など、生きていくための体の働きのことを指します。
年齢が低いほど代謝が盛んで活動量も多いため、呼吸数は多くなります。
そのため、1分間の呼吸数は新生児期が一番多く、成長につれて少なくなっていきます。
| 新生児 | 乳児 | 幼児 | 学童 | 成人 |
|---|---|---|---|---|
| 40-50 | 30-40 | 20-30 | 18-20 | 15-20 |
1分間における脈拍数についても、呼吸数と同様に新生児期が一番多く、成長につれて少なくなっていきます。
| 新生児 | 乳児 | 幼児 | 学童 | 成人 |
|---|---|---|---|---|
| 120-150 | 120-140 | 80-120 | 80-90 | 60-80 |
脈拍にも影響がある循環器系の血液の流れは、胎児期と出生後で大きく変化します。
胎児は自力で循環器を機能させられず母体の力を借りますが、出生直後に母体から出ることで自力での循環器が始まります。
| 時期 | 循環の仕組み | |
|---|---|---|
| 胎児期 | 胎児循環 | 母体の胎盤から臍帯(さいたい)を流れる血液を通し、酸素や栄養素を受け取る |
| 出生後 | 成人型循環 | 肺呼吸が可能になり、自分の心臓の力で循環を行う |
脳は乳幼児期に著しく発達し、6歳で成人のほぼ90%の重量に達します。
| 出生時 | 1歳 | 3歳 | 6歳 |
|---|---|---|---|
| 400g | 出生時の2.5倍 | 成人の約80% | 成人の約90% |
人は恒温生物であり、体温は一定に保たれていますが、年齢や季節などで多少の影響を受けます。
一般的に体温は朝が低く、活動時などによっても変動します。
子どもは代謝が盛んで活動量が多いため、平熱は成人より高い体温です。
年齢が低いほど環境温度の影響を受けやすいのが特徴です。
| 対象 | 平熱の目安 |
|---|---|
| 乳幼児 | 36.8〜37.4°でも正常 |
| 成人 | 36.8〜37.4°でも正常 |
人の体からは尿、不感蒸泄(発汗以外の皮膚や呼吸からの水分喪失)によって水分が失われています。
乳児は成人に比べて腎機能が未熟で尿の濃縮力が低いため、脱水症状を起こしやすい性質があります。
そのため成人よりも多い量の水分(体重1kgあたり)を摂取する必要があります。
| - | 乳児 | 幼児 | 学童 | 成人 |
|---|---|---|---|---|
| 不感蒸泄 | 50 | 40 | 30 | 20 |
| 尿量 | 90 | 50 | 40 | 30 |
| 水の生理的必要量 | 150 | 100 | 80 | 50 |
新生児期は、心臓の拍動する力が弱く血管の柔軟性も高いため、血圧は低く、脈圧も小さくなります。
成長に伴って心臓が大きくなるにつれて、血圧は次第に上昇していきます。
| mmHg | 新生児 | 乳児 | 幼児 | 学童 | 成人 |
|---|---|---|---|---|---|
| 収縮期血圧 | 55-85 | 70-100 | 90-110 | 100-120 | 120 |
| 拡張期血圧 | 30-60 | 50-65 | 55-75 | 60-75 | 80 |
睡眠は、レム睡眠、浅いノンレム睡眠、深いノンレム睡眠に分けられます。
レム睡眠は新生児では睡眠の約半分を占めますが、成長とともに減少します。
成長ホルモンは深いノンレム睡眠時に分泌されるため、心身の成長には十分な睡眠が欠かせません。