新生児の疾患には、胎内での母親からの感染、出産時の事故、出生後の母乳を介した感染などがあります。
| 疾病・障害 | 概要 | |
|---|---|---|
| 分娩損傷 | 産瘤 | 分娩時、産道通過により頭部先端にうっ血と浮腫ができるもの |
| 頭血腫 | 吸引分娩などが原因で、頭蓋骨と骨膜の間にできる血腫 | |
| 呼吸障害 | 新生児仮死 | 出産時に羊水を飲み込み、第一呼吸が起こらず循環不全となること |
| 黄疸 | 生理的黄疸 | 生後2〜4日に出現し、2週間程度で消失する生理的現象 |
| 母乳性黄疸 | 母乳により生後4〜7日から強まり、2〜3週でピーク、2〜3か月で消失する | |
| 母乳起因の 感染症 |
成人T細胞 白血病ATL |
母乳を介してHTLV-1キャリアから感染・発症する |
| ヒト免疫不全 ウイルスHIV |
胎内、産道、母乳を介してキャリアの母親から感染する エイズを引き起こすことのあるウイルス感染 |
|
| 新生児 メレナ |
ビタミンK不足により、生後2-3日の新生児に下血。消化管出血。 便に血液が混じるためタール便(黒い便)になる |
|
赤ちゃんの消化器疾患は「何かが詰まる」「通り道が塞がる」というイメージで覚える。
年齢が低いほど代謝が盛んで活動量も多いため、呼吸数は多くなります。
そのため、1分間の呼吸数は新生児期が一番多く、成長につれて少なくなっていきます。
| 疾病 | 概要 |
|---|---|
| 腸管閉塞症 | 腸管の一部閉塞により、便が通れなくなる状態です。 乳児期に特に多いのが腸重積症(ちょうじゅうせきしょう)といって、腸の中に腸が入り込んでしまう閉塞症です。 |
| 鼠径(そけい) ヘルニア |
いわゆる「脱腸」のことです。腸が足の付け根(鼠径部)にはみ出してしまうので、そのあたりが腫れるのが特徴です。 |
| ヒルシュスプルング病 | 生まれつき腸を動かす神経がないため、腸がうまく動かず、腸閉塞やひどい便秘になってしまいます。 |
心臓などの病気は、お腹の中にいる時の成長の偏り(奇形)が主な原因です。
その他に、神経のバランスが崩れて起こるものもあります。
循環器の疾病は、生まれつきのものも多く、胎児期の妊婦健診で事前に発見されることがあります。
| 疾病 | 概要 |
|---|---|
| 心室中隔欠損症 | 胎児生8週までに完成される心室中隔の発生が阻害されて穴が開いている病気です。 生まれつきの心臓病の中では、これが最も多く出現するので大切です。 |
| ファロー四徴症 | 心臓に4つのセットになった異常がある病気です。 生後すぐに、酸素不足で肌が青白くなるチアノーゼが出たり、おっぱいやミルクを飲むのが難しくなったりします。 |
| 起立性調節障害 | 小・中学生によく見られ、朝起きられない、めまい、立ちくらみが起こります。 これは自律神経失調症の一種で、体の調節がうまくいかない状態です。 |
血液に関する疾患には、貧血のような一般的なものから、血友病といった遺伝性のものまで含まれます。
| 疾病 | 概要 |
|---|---|
| 貧血 | 血液中の赤血球またはヘモグロビンの量が異常に減少した状態です。 鉄欠乏性貧血や造血性貧血などがあります。 |
| 血友病 | 出血性の疾患である先天性血液凝固障害です。 小さな怪我でも出血が止まりにくいのが特徴です。 |
泌尿器に関する疾病は、腎臓や尿の成分に異常があるもの、また、陰嚢などに問題が現れるものなどがあります。
| 疾病 | 概要 |
|---|---|
| ネフローゼ 症候群 |
血液中のたんぱく成分が尿に漏れてしまうことにより、高度のたんぱく尿、低たんぱく血症、むくみ、体重増加などの症状が現れます。 |
| 尿路感染症 | 腎盂腎炎(じんうじんえん)・膀胱炎など。尿道から細菌が侵入して炎症を起こしている状態です。 |
| 陰嚢水腫 | 陰嚢に腹水がたまって膨張している状態です。 |
神経・脳の疾病は、原因不明な反復性の発作が主症状であるてんかんをはじめ、脳に障害を受けたことにより起こる運動機能障害の脳性まひなどがあります。
| 疾病 | 概要 |
|---|---|
| てんかん | 大脳の神経細胞の過剰な活動による反復性のてんかん発作が主な症状です。 診断には脳波検査や画像診断が用いられ、抗てんかん薬を服用します。 |
| 熱性 けいれん |
急な発熱時に、けいれんとともに意識消失し、眼球が上に上がりますが、数分で治まります。 生後6か月以降の乳児、幼児に生じます。 |
| 脳性まひ | 妊娠中から生後1か月までの間に脳に障害を受けたことにより起こる運動機能の障害です。 |
代謝とは、生命を維持するためのエネルギー変換のことで、これが機能しなくなることにより疾病が発生します。
代表的なものに糖尿病があります。
| 疾病 | 概要 |
|---|---|
| 糖尿病 | インスリン作用の低下・分泌不足により高血糖の状態となる病気です。 |
| 1型:子どもに多い。 インスリン依存型とも呼ばれ、インスリンの自己注射が必要となります。 |
|
| 2型:成人に多い。 インスリン非依存型と呼ばれ、生活習慣などが原因で発症します。 |
|
| 妊娠糖尿病:妊娠中に初めて発見された糖代謝異常。 母体の高血圧や赤ちゃんの巨大児などの原因となります。 |
小児がんとは、15歳以下の子どもに発生する悪性腫瘍のことです。
小児がんのうち、約4割が白血病、残りが固形がんといわれる固まりを形成する「がん」となっています。
| 疾病 | 概要 |
|---|---|
| 白血病 | 血液のがんで、小児がんのうち約40%を占める最も多い疾患です。 |
| 脳腫瘍 | 頭蓋骨の中にできた腫瘍で、白血病に次いで多く、小児がんの約20%を占めます。 |
| リンパ腫 | リンパ節、脾臓、骨髄など、細菌やウイルスの排除などの免疫機能をつかさどるリンパ組織に発生するがんです。 |
その他の子どもの疾病のなかでは、以下が試験でよく問われます。
特に
SIDS(乳幼児突然死症候群)
b>については注意が必要です。| 疾病 | 概要 |
|---|---|
| 川崎病 | 4歳以下の乳幼児が罹患(りかん)しやすい病気です。 高熱、眼球結膜充血、いちご舌などの症状が現れます。 罹患後、約3%に冠動脈の動脈瘤ができることがあります。 |
| SIDS(乳幼児突然死症候群) | |
|
それまでの健康状態および既往歴から死亡が予測できず、原因が特定されない1歳未満の児に突然の死をもたらす症候群。
|
|
体には、細菌・ウイルス・寄生虫などから身を守るための免疫というしくみがあります。
この免疫の働きが異常を起こし、くしゃみ、発疹、呼吸困難などの症状を起こしてしまう状態をアレルギーといいます。
| アレルギーの特徴 | |
|---|---|
| 特徴 | 概要 |
| アレルギー 疾患とは |
本来なら反応しなくてもよい無害なものに対する過剰な免疫反応のこと。 |
| 乳幼児が かかりやすい アレルギー |
食物アレルギー / アナフィラキシー / 気管支ぜん息 / アトピー性皮膚炎 / アレルギー性結膜炎 / アレルギー性鼻炎 アレルギー疾患は全身疾患であることが特徴。 小児の場合は、複数の疾患を合併していることが多い。 |
| アレルギー マーチ |
遺伝的にアレルギーになりやすい素質(アトピー素因)のある人が、年齢を重ねるごとにアレルギー疾患を次から次へと発症していく様子。 |
| アトピー素因 | アレルギーの原因となる要因に対してのIgE抗体を産生しやすいこと。 |
| アレルギーの種類 | |
|---|---|
| 種類 | 概要 |
| 食物 アレルギー |
特定の食物を摂取した後に、皮膚・呼吸器・消化器あるいは全身性に生じる症状。 そのほとんどは食物に含まれるたんぱく質が原因。 原因食品は、鶏卵>牛乳>小麦の順で多い。 最も多い症状は皮膚・粘膜症状。 |
| アナフィラキシー | アレルギー反応により、複数の症状が同時かつ急激に出現した状態。 血圧低下や意識レベルの低下を伴う場合を特に「アナフィラキシーショック」と呼び、エピペン®などで直ちに対応しなければならない。 |
| 気管支 ぜん息 |
発作性にゼーゼーまたはヒューヒューという音(喘鳴)を伴う呼吸困難を繰り返す疾患。 |
| アトピー性 皮膚炎 |
皮膚にかゆみのある湿疹が出たり、治ったりを繰り返す疾患。 |
| 保育所における基本的なアレルギー対応 | |
|---|---|
| 項目 | 対応 |
| 生活管理 指導表 |
子どものアレルギー対応を適切に進めるため、保護者の依頼を受けて、医師(子どものかかりつけ医)が記入するもの。 |
| 食事の提供 | 原因食品の完全除去を行うことが基本。 |
| 除去食物の 解除 |
医師の指示のもと、保護者と保育所の間で書面申請をもって対応する。 |
| 子どもが 初めて 食べる食品 |
家庭で安全に食べられることを確認してから、保育所で提供を開始する。 |
| アレルギー 食対応 |
できるだけ単純化し、原因食品について、"完全除去"か"解除"の両極で対応を進めるべきである。 |
発熱などに伴い、からだに発しんが出ることがあります。
発しんが出ている時は、以下の項目をチェックしましょう。
| 発しんの種類 | |
|---|---|
| 疾病 | 概要 |
| 紅斑(こうはん) | 盛り上がりの無い赤色のもの。血管の拡張によるもの。 |
| 紫斑(しはん) | 盛り上がりの無い紫〜赤紫色のもの。皮膚内での出血によるもの。 |
| 白斑(はくはん) | 盛り上がりの無い白色のもの。色素の脱失によるもの。 |
| 丘しん | 5mm程度までの半球状に盛り上がったもの(ぶつぶつ)。 |
| 結節(けっせつ) | 丘しんより大きく、皮膚から盛り上がったもの(しこり)。 |
| 水疱(すいほう) | 水様のものを含んで盛り上がったもの(水ぶくれ)。 |
| 膿疱(のうほう) | 膿(うみ)様のものを含んで盛り上がったもの。 |
| びらん | 皮膚が薄くはがれたもの(ただれ)。表面が浸潤している。 |
| 潰瘍(かいよう) | びらんよりも深く皮膚が傷ついたもの。 |
| 痂皮(かひ) | 膿や皮膚が乾燥して固まったもの(かさぶた)。 |
この項目は「言葉の定義」を正確に並べることが重要ですわ💖