知的障害は、知能指数(IQ)だけでなく、日常生活の適応能力の両面で判断されます。
定義と診断 |
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|---|---|
| 発現 | 発達期(おおむね18歳まで)にあらわれる。 |
| 行政 | 厚生労働省や文部科学省が、特別な援助や支援が必要な状態と定義しています。 |
| 基準 | 世界保健機関(WHO)のICD-10が根拠です。 |
IQによる4段階分類 |
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|---|---|---|---|
| - | IQ | 精神年齢 | 生活の目安 |
| 軽度 | 50〜69 | 9〜12歳未満 | 日常生活はほぼ自立 |
| 中程度 | 35〜49 | 6〜9歳未満 | 習慣の習得は可能 |
| 重度 | 20〜34 | 3〜6歳未満 | 常に介助が必要 |
| 最重度 | 20未満 | 3歳未満 | 常に介護が必要 |
知的障害を代表する疾患・障害 |
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| 疾患・障害 | 症状 |
| フェニルケトン 尿症 |
先天性の代謝障害。 早期発見・治療で知的障害を予防できます。 |
| クレチン症 | 先天性の甲状腺形成不全。 早期発見・治療で知的障害を予防できます。 |
| ダウン症 | 先天性の染色体異常。 21番目の染色体が1本多い染色体異常。 心疾患を伴うことがあります。 |
| レット症候群 | 生後5ヶ月くらいは平気。 女児に多く、自閉症や知的障害、手の常同運動が現れます。 |
| 小児期崩壊性 障害 |
2歳以降に発症。 発症した場合、機能を失って自閉症や重度の知的障害が現れます。 |
神経症性障害とは、心理的な原因によって起こる障害です。
この障害が原因で、日常生活に適応できない状態のことを指します。
子どもの発症: 子どもでも発症することがあり、その原因は養育環境や、子ども自身が持って生まれた性格などが大きく関わっています。
養育者との間に安定した情緒関係が築けなかったことで、他人と適切な関係が保てない状態です。
子どもが養育者など愛着を持っている存在と、離れることを極端に不安がる障害です。
初めての経験や場所で強い不安を覚え、体調にまで影響が出てしまう状態です。
強いストレスが「体の症状」に変わってしまう状態です。
つまらないことだとわかっていても、確認を繰り返してしまう状態です。
食事の行動に異常が出るもので、主に拒食症と過食症があります。
怒りっぽく、かんしゃくを起こすのが特徴です。
極度の恐怖(事故や虐待など)がトラウマとなり、嫌な記憶が蘇る(フラッシュバック)状態です。
本人の意思とは関係なく、突然体が動いたり声が出たりする障害です。
| 身体的・精神的に問題がないにもかかわらず、心理的な不適応が起こる状態です。 | |
| 場面緘黙 (かんもく) |
家庭では普通に会話をするのに、保育所や学校など特定の場所では話せなくなる状態です。 |
|---|---|
| 吃音 (きつおん) |
最初の音を繰り返したり、音が引きのばされたりして、スムーズに話せない状態です。 まばたきや首を動かすなど、体の一部が動いてしまうこともあります。 |
| 抜毛症 (ばつもうしょう) |
自分のまつげなどを抜いてしまう症状です。 心に葛藤や不安があるときに起こるといわれています。 |
| 夜驚症 (やきょうしょう) |
眠っているときにいきなり起き上がり、大きな声を出したり泣いて騒いだりします。 本人はその出来事を覚えていないのが大きな特徴で、成長とともに症状はなくなります。 |