ピアジェは、子供の知能が「シェマ(頭の中の枠組み・カテゴリー)」を変化させながら発達していくと考えました。そのプロセスには3つのステップがあります。
ピアジェの認知発達理論 |
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|---|---|---|
| 感覚運動期 | 0〜2歳 | 五感と体の動きで世界を理解する時期 |
| 前操作期 | 2〜7・8歳 | 言葉やイメージを使えるようになるが、見た目に惑わされやすい時期 |
| 具体的操作期 | 7・8〜 11・12歳 |
具体的なものがあれば論理的に考えられる時期。 「保存概念の成立」や、自分勝手な見方から卒業する「脱中心化」がキーワード |
| 形式的操作期 | 11・12歳〜 | 目に見えない抽象的なことや、仮定の話も論理的に考えられる時期 |
エリクソンは、人生の各時期に心理・社会的危機があり、それを乗り越えることで獲得するものがあると考えました。
エリクソンの発達段階 |
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|---|---|---|---|
| 時期 | 年齢 | 心理・社会的危機 | 獲得するもの |
| 乳児期 | 0〜1歳 | 「基本的信頼感」 : 「不信」 | 希望 |
| 幼児前期 | 1〜3歳 | 「自律性」 : 「恥と疑惑」 | 意思 |
| 幼児後期 | 3〜6歳 | 「自発性」 : 「罪悪感」 | 目的 |
| 児童期 | 6〜12歳 | 「勤勉性」 : 「劣等感」 | 有能感 |
| 青年期 | 12〜22歳 | 「自我同一性」 : 「同一性拡散」 | 忠誠 |
| 成人前期 | 22〜40歳 | 「親密性」 : 「孤立」 | 愛 |
| 成人後期 | 40〜65歳 | 「生殖性(世代性)」 : 「停滞」 | 世話 |
| 老年期 | 65歳〜 | 「自我の統合」 : 「絶望」 | 英知 |
マーシアはエリクソンの概念を発展させ、危機と積極的関与(コミットメント)を柱に、4つの アイデンティティ・ステイタス段階を提唱しました。
マーシアのアイデンティティ・ステイタス |
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|---|---|---|---|
| 項目 | 危機 | 積極的関与 | 特徴 |
| アイデンティティ 達成 |
経験した | してる | 自分独自の信念で行動できる状態 |
| モラトリアム | 最中 | しようとしてる | 達成に向けて悩んでいる状態です |
| 早期完了 フォークロージャー |
経験してない | してる | 親や社会の価値観をそのまま受け入れた状態 |
| アイデンティティ 拡散 |
経験してるが | してない | 自分自身がわからない、または無関心な状態 |
ハヴィガーストは、人生を6つの時期に分け、それぞれの時期に習得すべき課題を提唱しました。
これを達成することで幸せになれると考えたんです。
ハヴィガーストの発達課題 |
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|---|---|---|
| 乳幼児 | 〜6歳 ごろ |
歩行/排泄のコントロール/言葉の習得/良心の発達 |
| 児童期 | 6〜12歳 ごろ |
遊びに必要な身体的技能/同世代の友達とのつきあい/読み・書き・計算(読み書き算盤)/道徳性・価値の体系の発達 |
| 青年期 | 12〜18歳 ごろ |
同世代の男女との洗練された関係/情緒的自立/経済的自立の自信/結婚や家庭生活の準備/社会的責任のある行動 |
| 壮年期 | 18〜30歳 ごろ |
配偶者の選択/結婚生活/子育て/家庭の管理/職業への就業/市民的責任の引き受け |
| 中年期 | 30〜60歳 ごろ |
公民的・社会的責任の達成/生活水準の確立と維持/余暇の充実/配偶者との人間としての結びつき/生理的変化への適応 |
| 老年期 | 60歳〜 ごろ |
体力・健康の衰退への適応/引退と収入減少への適応/配偶者の死への適応/自己の死への準備 |
バルテスは、発達を「獲得」だけでなく、衰退による「喪失」も含んだプロセスだと考えました。
獲得と喪失のダイナミクス
:発達は一生涯続き、常に獲得と喪失が同時に起こっているという考え方です。
SOC理論(補償を伴う選択的最適化)/サクセスフル・エイジング
:老化などで身体機能が低下(喪失)しても、目標を絞り(選択)、残った能力を最大限に活かし(最適化)、足りない部分を補う
(補償)ことで、質の高い生活が送れるという理論です。
レヴィンソンは、人生を四季として提唱。
主に4つの発達段階を経て進む過渡期が存在すると考えました。
ヴィゴツキーは、子供の発達において「周りの人との関わり」をとても重視しました。
ピアジェ vs ヴィゴツキー:徹底比較 |
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|---|---|---|
| 項目 | ピアジェ | ヴィゴツキー |
| 発達の 捉え方 |
構成主義:個人の頭の中での認知機能の発達に注目。 自分一人で知識を組み立てていく |
社会構成主義:社会的関係による発達に注目。 他者との関わりの中で発達していく |
| 言葉の流れ | 内言→外言 自分の頭で整理できてから、コミュニケーションの言葉が出る |
外言→内言 まず他者との言葉があり、それがやがて自分の中で考えるための言葉になる |
| 独語 ひとりごと |
コミュニケーションのために使用されていない 自己中心性の現れで、成長と共に消えるもの |
自分自身とのコミュニケーションのために使用されている 思考を整理するための大切な過程 |
| 発達の鍵 | 個人の成熟 | 発達の最近接領域 援助があれば解決できるレベルへの働きかけ |
心理学者:重要キーワード・理論まとめ💖 |
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|---|---|---|
| 心理学者 | キーワード | ポイント🌹 |
| ピアジェ | シェマ、同化、調節、均衡化、保存概念、認知機能 | 発達段階(感覚運動〜形式的)と「待つ教育」が基本です |
| エリクソン | ライフサイクル、心理・社会的危機、アイデンティティの拡散 | 人生を8段階に分け、それぞれの「危機」と「獲得するもの」を対比させます |
| マーシア | アイデンティティ・ステイタス段階、早期完了、モラトリアム、危機(葛藤)、積極的関与(コミットメント) | 「危機」と「積極的関与」の有無で4つの型に分けるのが特徴です |
| ハヴィガースト | 発達課題、読み書き算盤、情緒的自立、余暇 | 6つの時期ごとに「これをすべき」という具体的な課題が決まっています |
| バルテス | 生涯発達、獲得と喪失、SOC理論(補償)、サクセスフル・エイジング | 発達は一生続き、喪失を「補償」でカバーするという前向きな理論です |
| レヴィンソン | 人生の四季、過渡期 | 人生を四季に例え、40代頃に訪れる「過渡期」の葛藤を重視しました |
| ヴィゴツキー | 学習が先、発達の最近接領域、社会構成主義、足場かけ、積極的介入 | 学習が発達を「リードする」と考え、大人の手助けを重視しました |