29-1あ行

アイ・コンタクト 二者間に起こる視線の接触のこと
アイデンティティ 自己が何者であるかを認識すること
自我同一性ともいう
エリクソンは青年期の発達課題にこれを挙げました
赤ちゃんがえり 弟妹の誕生で、ミルクを欲しがるなど退行的な行動
足場かけ
ブルーナーが提唱
スキャフォールディング。より高度な課題に取り組めるよう援助すること
アタッチメント
愛着
特定の対象との情緒的な結びつき
ボウルビィが名付けました
アニミズム すべてのものに命があるという考え方
アフォーダンス 環境自体が人に働きかけてくるという考え
ギブソン.J.Jが提唱
アロマザリング 母親以外の人が子育てをすること
安全基地 探索行動の際の心の拠り所。愛着関係のある大人を指す
アンダーマイニング
現象
物質的な報酬を与えることで、モチベーションが低下する現象
アンビバレンス 両価性ともいう
相反する態度を併せ持つ状態
いざこざ 感情や欲求のぶつかりあい
一次的言葉 岡本夏木が区別した、子どもが身につけつべき言葉
幼児期の言葉の形態
二次的言葉 岡本夏木が区別した、不特定多数に向けて、作文や授業などで使う言葉の形態
一次的欲求 生理的に備わっている基本の欲求
生理的欲求ともいう
二次的欲求 経験からの学習で生じる欲求
愛情や社会的承認などが該当
遺伝説 発達は遺伝で決まっているという考え
ゲゼルの成熟説が代表的
意味的記憶 言葉の意味や事象に関する知識の記憶
インプリンティング ローレンツが発見
最初に見たものを親とみなす現象。刷り込みのこと
ウェクスラー式
知能検査
知能を「言語性」と「動作性」に分けて測定
WPPSI、WISC、WAISがあります
遠城寺式乳幼児
分析的発達検査法
運動面、社会性、言語面の3つから発達状況を分析・評価する方法
延滞模倣 遅延模倣ともいう
モデルがいなくても真似ができる、表象機能の発達を示す行動
エントレインメント 新生児が大人の話しかけに同調する相互作用
コンドンとサンダーが報告
同期行動ともいう
エンハンシング効果 外発的動機によって内発的動機をより刺激して高めていくこと
エンプティネス
シンドローム
親が役割を失ったと感じ心身に不調をきたすこと
空の巣症候群ともいう
オペラント条件づけ
スキナーが提唱
行動の結果によって、その後の行動が自発的に変化すること
報酬や罰によって強化される
音韻意識 音韻とは言語の音声のこと
「ぱ・ん・だ」のように音の単位で区切るなど音韻を意識すること

29-2か行

改訂日本版
デンバー式発達
スクリーニング検査
乳幼児の発達を4つの領域で診断し、発達障害の発見に使用されます
解発刺激 相手の反応を誘う刺激のこと
科学的概念 学校教育の中で言語化して教育される概念
拡充模倣 子どものもとの言い回しを活かしつつ、正しい文章で受け答えすること
過小般用/
語彙縮小
言葉の意味を、本来よりも狭く捉えて使用すること
過大般用/
語彙拡張
言葉の意味を、普通より広く捉えてカテゴリーの名称として使うこと
数や量の保存概念 形や置き方が変わっても、数や量は変化しないという概念のこと
環境閾値説 遺伝的な形質が現れるには一定の環境条件が必要という考え
ジェンセンが提唱
環境移行 入園や入学、就職など、人生の出来事や移動で環境が変わること
環境説 発達は生まれた後の経験によって決められるという考え
ワトソンが提唱
間主観性 養育者が自分に関心を持っているか判断する能力
トレヴァーセンが名付けた
感情制御 コミュニケーションを円滑にするために、感情を調整すること
規準喃語 「バババ」など、子音+母音の構造を持つ同一音声が繰り返される喃語
帰属意識 自分が所属する集団の一員であることを意識すること
期待価値説 課題達成の期待と価値が高いとき、動機づけが強くなるという考え方
ギャングエイジ 家族より仲間の価値観を尊重する時期
学童期の中学年ごころを指します
協応動作 知覚と運動が結びついた動き
目で見て手で物を取るような動作
共同注意 相手と同じものに注意を向けること
ジョイント・アテンションともいう
共鳴動作 新生児が大人の顔の動きを見て、同じような動作をすること
結晶性知能 経験や学習で得た知識。80代まで維持されやすい
キャッテルの因子分析法による
原因帰属 成功や失敗の原因をどこに求めるか
外的帰属(自分以外)と内的帰属(自分自身)があります
向社会的行動 見返りを求めず人のためになる行動
他者への共感性が基盤
コーピング ストレスに対処するための行動のこと
心の理論 他者の心の状態を理解するシステム
自閉症児は獲得が難しいといわれています
誤信念課題 心の理論が獲得できているかどうかを調べるための課題
ごっこ遊び 想像上の世界でルールに基づいて遊ぶこと
おままごとなどが該当します
コンサルテーション 専門家の診断や助言などを受けること
コンピテンス 環境に適応していく能力で有能感ともいう
ホワイトが提唱
コンボイモデル 自分を取り巻く様々な関係(ネットワーク)に守られながら人生を乗り切る様子

29-3さ行

サークル・オブ・
セキュリティ
安全感の環(輪)、安心感の輪とも
親を安全基地として子が探索と帰還を繰り返すこと
サクセスフル・
エイジング
健康、認知・身体機能の維持、社会参加の3つを満たす状態
ローとカーンが提唱
3か月微笑
社会的微笑と同義
あやしかけに微笑むこと
スピッツが命名
三項関係 子ども、他人、対象のものの3つの関係
他者と物を共有して理解を深めます
シェマ 物事を理解するためのカテゴリー(枠組み)をつくっていくこと
自己暗示 自分でそう思い込むことで、その通りの結果を得ようとすること
自己意識 自分を明確に意識すること
1歳後半から2歳ごろに持つといわれます
自己開示 ありのままの情報を他人に伝えること
自己規制 自分の判断で、あることを控えること
自己顕示 自分を目立たせ、周りから際立たせること
自己肯定 自分自身に満足し、自分の価値を尊重すること
自己高揚 自分を肯定的に捉え、高く評価すること
自己実現 最高の人間的欲求
マズローの欲求階層説の最高位
自己主張 自分の欲求をアピールすること
自己制御 自分の感情や欲求を抑えたり調整したりしてコントロールすること
自己選択 自分の意思で物事を選ぶこと
自己中心性 幼児期に、他者の視点を認識できず自分独自の視点で捉えてしまうこと
自己中心的言語 他者への伝達を目的としない独り言のような発話
ピアジェが命名
自己調整能力 自己発揮と自己抑制を調整する力
自己統制と同義
自己統制 自分を納得させてコントロールしていくこと
自己調整能力と同義
自己認知 自分自身を正しく理解して受け入れること
自己発揮 他人との関係の中で、自分の欲求を実現しようとすること
自己評価 自分で自分を評価すること
自己抑制 他人との関係の中で、自分の欲求を抑えようとすること
私事化 公的なことより私的なことを優先する傾向
プライバタイゼーションともいう
社会的参照 初めてのものに対し、養育者の表情を参考にして物事を判断し行動
社会的スキル 対人関係や社会生活に適応していくための能力のこと
社会的比較 自分を他者と比較して評価すること
フェスティンガーが理論を提唱
社会的微笑 生後3か月ごろ、人があやすと笑うようになること
重要な他者 両親や保育士など、子どもの発達に大きな影響を与える特定の人のこと
象徴機能 目の前にないものを、別の物でイメージすること
情緒的コンピテンス 感情に関する知識やスキルのこと
情動調整 情動を抑制したり誇張したりすること
情動伝染 新生児期に、他の赤ちゃんの泣き声を聞いてつられて泣くようなこと
叙述の指さし 何かを見つけたとき、声を出しながら対象を指さして相手に知らせること
神経学的
ソフトサイン
子どもに出現する、身体の使い方のぎこちなさや不随意的な震えのこと
信号行動 養育者を引き寄せるために泣くなど、新生児が備えている生理的なしくみ
新版K式発達検査
2001
3領域から発達を評価
0歳〜成人までが対象なのが大きなポイント
心理的離乳 思春期に、親から精神的に自立しようとする行動のこと
スクリプト 日常の流れに沿って生じうる状況に関する一連の知識のこと
スチューデント
アパシー
学生が無気力になる状態
無気力(意欲減退)症候群ともいう
ストレンジ・
シチュエーション法
エインズワースが行った実験
分離と再会の反応で愛着のタイプを分類
  • 回避型:母親を避け、目を逸らしたり、よそよそしくしたりする
  • 安定型:離れると泣くけれど、再会すると抱きついて安心できる
  • 両価型(アンビバレント):不安が強く、再会しても怒って叩くなど、混乱が続く
  • 無秩序・無方向型:母親に背を向けて近づくなど、矛盾した動きや無表情が見られる
生活的概念 日常生活の中で学び、個人的・感覚的に定義する概念
ヴィゴツキーが提唱
成熟前頓現象 第二次性徴の発現が低年齢化する現象のこと
性役割期待 社会的・文化的なイメージに基づき、性別によって期待される行動のこと
生理的早産 人間は未熟な状態で生まれ、養育者に長く依存すること
ポルトマンが提唱
生理的動機づけ 食欲や睡眠など、生命を維持するために生得的に持つ動機のこと
生理的微笑 新生児が感情を伴わずに発する、微笑のような生理的な動きのこと
セルフ・エフィカシー
自己効力感
自分はここまでやれると言う確信のこと
バンデューラが提唱
選好注視法
ファンツが提唱
赤ちゃんが興味のある方を長く見る傾向を利用した実験
人の顔の図版 → 複雑な図版 → 単純な色だけの図版を好むことが示された
センス・オブ・
ワンダー
神秘さや不思議さに目を見張る感性のこと
レイチェル・カーソンが表現
漸成論
ざんせいろん
危機の段階の解決によって発達が進歩するという考え
エリクソンが提唱
相互同期性 新生児が人の話しかけを好み、その抑揚に同調して体を動かすこと
ソーシャルアンクル 地域の子供に援助的な関わりをしてくれる大人のこと
ソーシャル・コンボイ 個人を取り巻く社会資源やサポートのこと
円の内側ほど縁が強い
ソーシャルサポート 他者から得られる援助
情緒的サポート、道具的サポート、評価的サポート、情報的サポートがある
ソースモニタリング 知識や情報の情報源を監視すること
粗大運動 全身の移動運動や体の姿勢に関わる動きのこと

29-4た・な行

ターンテーキング 全身の移動会話の順番が移り変わること
授乳時のやり取りなどが該当運動や体の姿勢に関わる動きのこと
対人葛藤 自分の欲求が他人に邪魔されることで起こるいざこざのこと
タイプA行動
パターン
せっかちで攻撃的な傾向
心筋梗塞などのリスクが高いといわれています
脱中心化 学童期に自分以外の視点があることに気づき、多角的に物事を捉えられるようになること
田中ビネー
知能検査
思考や言語などの問題で構成され、発達年齢や認知特性を把握できる検査
チャム・グループ 学童期後半〜思春期前半の中学生ごろの、親密で一体感を持つグループのこと
展示ルール 他人の感情を推察して、自分の感情の表出をコントロールすること
同型性 相手の体に起こっていること(痛みなど)を自分でも理解できること
洞察学習 ケーラーの実験
試行錯誤ではなく、全体を観察してひらめきで解決すること
徒党時代 10〜13歳ごろの同性同士の仲間集団
ギャングエイジともいう
トレランス 他の者に対する寛容さや公平さのこと
外言 他者とのコミュニケーションに使われる音声言語
内言 思考の道具としての、頭の中の言葉
ヴィゴツキーが提唱
内的
ワーキングモデル
子どもの心に形成された愛着対象のイメージ
ボウルビィが命名
内発的動機づけ 自分の内部からの欲求が行動の動機になること
ブルーナーが命名
二重感覚
(ダブルタッチ)
自分の体を触るとき、触れている感覚と触れられている感覚の両方を意識すること
年間加速現象 異なる世代間で発達の加速が起こる現象のこと

29-5は行

バーンアウト
シンドローム
燃えつき症候群とも
目標達成などを機に、心身ともに疲れ果ててしまう状態
発達加速現象 時代が進むにつれ、精神的、身体的に発達速度が早くなる現象のこと
発達勾配現象 地域や社会階層などによって発達の差が生じる現象のこと
発達の最近接領域 自力でできる水準と援助があればできる水準の間の領域。ヴィゴツキーが提唱
発達の節 急に質的に異なる行動が現れる時期
歩行や道具の使用などが該当
ハロー効果 目立つ特徴に引きずられて、他の特徴の評価が歪められてしまう現象
ハンド・リガード 赤ちゃんが自分の手を見つめたり口に入れたりすること
手かざしのこと
ピア・グループ 高校生ごろの、互いの価値観を語り合い個人を尊重しあう関係性のこと
ピグマリオン効果 他者からの期待を受けることで、その期待に沿った成果を出せるようになる効果
微細運動 手の細かい動きのこと
人指向性 赤ちゃんが生まれながらにして、人からの刺激に対して敏感に反応すること
人見知り 生後6〜8か月ごろから始まる
特定の養育者との間に愛着関係が築かれた証拠
表示規則 文化により異なる、感情表出のルールのこと
エクマンが提示
敏感期 特定の事柄に対し強い感受性を持つ時期
モンテッソーリが提唱
輻輳説 遺伝と環境の両方で発達が決まるという考え
シュテルンが提唱
分離不安 愛着形成後、子どもが養育者と離れることに不安を感じ抵抗を示すこと
母性剥奪 養育者との継続的な関係が欠けている状態
マターナル・デプリベーションとも
ホメオスタシス 生体の内部環境を最適なバランスに保とうとする働き
キャノンが提唱

29-6ま〜わ行

マシュマロテスト 4歳児を対象に、自己抑制(自制心)をはかるためのテスト
三つ山課題 他者の視点に気づけるかを調べる、ピアジェが実施した実験
メタ認知 自分の思考や認知の状態を客観的に認識すること
学童期に発現する能力
ものの永続性 物が隠れても見えなくなっても存在し続けているという事実
生後8か月以降に理解し始めます
役割取得 他者の視点を考慮する社会的視点取得能力
セルマンとバイロンが考えました
養護性 小さいものを慈しみ育てる気持ち
ナーチュランスともいう
リーチング 興味のあるものに手を伸ばす動作のこと
リテラシー 読み書きの能力のこと
流動性知能 新しい環境への適応や直感に関わる能力
キャッテルによる分類で、60歳代以降に大きく低下します
臨界期 学習の習得に最適な時期
感受性期ともいい、この期間を逃すと学習効率が下がります
レジリエンス ストレスや困難を乗り越えていく力のこと
レスポンデント
条件づけ
パブロフ型条件づけとも
刺激に対して生理的な反応が生じるようになる過程
パブロフが提唱
レディネス 学習を受け入れるためにふさわしい心身の準備性のこと
ゲゼルが提唱
ワーカホリック 仕事中毒のこと
仕事のみが生きがいになってしまう状態
ワーキング・メモリ 作業記憶・作動記憶とも
情報を一時的に保持し、同時に処理する能力