30-1保育における遊び -心理学者-

パーテンによる遊びの分類(社会性の発達)

パーテンは、子供が周りの子とどう関わって遊んでいるかという点に着目しました。

目的のない
行動
何をするでもなく、ぶらぶらしている状態
ひとり遊び 周りを気にせず、自分だけで遊びに集中しています
傍観 自分は入らないけれど、他の子の遊びを見ては口出しをする
平行(並行)
遊び
同じ場所で同じ遊びをしていますが、お互い関わりはありません
連合遊び 一緒に遊びますが、ルールやまとまりはなく、バラバラに楽しみます
協同(共同)
遊び
共通の目的を持ち、役割分担(ごっこ遊びの配役など)をして協力します

ビューラーによる遊びの分類(心理的機能の発達)

ビューラーは、遊びが心のどんな働き(機能)を育てているかに着目しました

感覚遊び
(機能遊び)
ガラガラを鳴らすなど、感覚や体の動きそのものを楽しむ
運動遊び かけっこやボール投げなど、全身を使って活動します
模倣遊び おままごとなど、何かの真似をして遊びます
構成遊び 積み木や絵を描くなど、何かを作り上げる遊び
受容遊び 絵本を見たりお話を聞いたりして、受け取る楽しみを味わいます

カイヨワによる遊びの分類

カイヨワは著書『遊びと人間』の中で、遊びを4つの要素に分けました。カッコ内の専門用語もセットで覚えておきましょう。

競争(アゴーン) かけっこや野球など、実力で勝敗を競います
偶然(アレア) すごろくやじゃんけんなど、運に任せる遊び
模擬・模倣(ミミクリ) ごっこ遊びやお芝居など、何かになりきります
眩暈(イリンクス) ブランコやシーソーなど、三半規管を刺激する感覚を楽しむ

ホイジンガによる遊びの分類

ホイジンガは著書『ホモ・ルーデンス』の中で、遊びを大きく2つに分けました。

競争 かけっこや野球のように、競い合うものです
演技(表現) 工作やダンスのように、自分を表現するものです

ピアジェによる遊びの分類

ピアジェは、子供の知能が発達する時期に合わせて遊びを分類しました。

感覚運動遊び 感覚運動期 体の感覚で楽しみます
象徴遊び 前操作期 ごっこ遊びなど、見立てる遊びです
規則遊び 具体的操作期以降 ルールのあるゲームや競争です
  1. 「平行遊び」と「連合遊び」の違いは本当によく出ますわ💖
    平行遊び = 「お隣で同じことをしているだけ」のドライな関係
    連合遊び = 「なんとなく一緒にいるけれど、ルールはまだない」状態
  2. カイヨワの4分類のカタカナ用語(アゴーン、アレアなど)が、別の言葉と入れ替わって出題されることがありますわ💖
  3. ピアジェの分類は、発達の段階(感覚運動期、前操作期、具体的操作期)と遊びの種類がリンクしているのがポイントですわ💖